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- 高コレステロールの診断基準が改定された
- 「悪玉」LDL値で診断
心筋梗塞(こうそく)などを引き起こすとされる高コレステロールの診断基準が改定された。
診療指針作成委員長を務めた帝京大教授(内科)寺本民生さんは「日本人には、
善玉のHDLが高いために総コレステロール値が高い人もいるので、総コレステロールではなく、
LDLで判断した方が合理的」と改定の理由を説明する。
ポイントは、従来の指標だった総コレステロール値を診断基準から外し、
「悪玉コレステロール」とも呼ばれるLDLコレステロール値で診断することにした点だ。
HDLが低い場合も心筋梗塞につながるため、これまでの名称の「高脂血症」に代わり、「脂質異常症」と呼ぶことになった。
従来の総コレステロールの基準値(220以上)には、「日本より数倍も心筋梗塞が多い米国の基準値(240以上)より、
なぜ厳しい数値なのか」など、疑問視する専門家も少なくなかった。新基準から総コレステロール値を外すことで、
こうした批判をかわす効用もある。
2007年6月8日 読売新聞の記事による
- 禁煙、50代からでも効果 肺がん死亡率43~64%減
- 50代でたばこをやめれば吸い続けるより43~64%も肺がん死亡率が減少、60代でも19~57%減る。
こんな推計結果を厚生労働省の研究班(主任研究者=祖父江友孝・国立がんセンターがん情報・統計部長)がまとめた。
研究班は「禁煙は早い方がいいが、遅くても効果がある。あきらめて吸い続けるのは最悪の選択肢」と言っている。
研究班は、国内で83年から03年に実施された三つの10万人規模の疫学調査のデータから、
18~22歳の時に喫煙を始めた喫煙者・禁煙者と、非喫煙者の男性計11万2人(調査時40~79歳)分を分析。
平均追跡期間は8.5年で968人が肺がんで死亡していた。喫煙者と非喫煙者は年代別に、
禁煙者についてはさらに禁煙時の年代別にも分けて肺がんの死亡率を計算して比べた。
その結果、50代で禁煙した人は吸い続けた人に比べ、60代で43%、70代で56%、
80代で64%も肺がん死亡率が減る計算になった。60代で禁煙した場合もそれぞれ19%、40%、57%減った。
肺がん死亡率は、禁煙後の年数が増えるほど減る。喫煙者のリスクは非喫煙者の4.71倍。
これが禁煙後10~15年で半分程度に減り、非喫煙者と同じレベルに近づくには15年以上必要だった。
- 健康食品にがん促進作用 キリン子会社に販売停止要請
- 厚生労働省は13日、がん予防に効果があるとされるきのこの一種アガリクスを使用した健康食品に
動物実験でがんの発生を促進する作用が認められたとして、販売元のキリンウェルフーズ(本社・東京)
に自主回収と販売停止を要請した。
同省は、食品安全委員会に対し、この製品について食品衛生法に基づいて販売を暫定的に禁止するべきかどうか諮問し、
消費者に摂取を控えるよう呼びかけている。
発がんを促す作用が確認されたのは、
「キリン細胞壁破砕アガリクス顆粒(かりゅう)」。キリンウェルフーズによると、
中国産アガリクスを乾燥させ、日本の工場で加工。
02年7月の販売開始から5万6000箱が出荷された。同社は顆粒タイプ以外の3製品を含めて販売を中止した。
同社はキリンビールの100%子会社。
厚労省によると、アガリクスについては学術雑誌などに肝障害との関係を指摘する論文が掲載されている。
このため、販売量の多いキリンウェルフーズの製品など3社3製品をサンプルに選び、
国立医薬品食品衛生研究所が03年からネズミを使用した動物実験を実施。
キリンウェルフーズの製品について、それ自体に発がん性はないものの、ほかの発がん物質の作用を促進する作用を確認した。
ほかの2社2製品についてはこれまでの試験で問題はなかった。
このため食品としてのアガリクスそのものについて現段階で販売を禁止する必要性はないとしている。
2006年02月13日 朝日新聞の記事による。